ハクビシンやアライグマに蚊取り線香とかバルサンは効く?

ハクビシンなどの害獣をどうにかして自分で追い払えないだろうか?

害獣被害にあったことがある人なら一度は考えたことがあるでしょう。

そこでまずは持っているもの、馴染みのあるものを試してみようと思いついたのが、家に合った「蚊取り線香」「バルサン(燻煙剤)」という人も多いのではないでしょうか?

この記事では、蚊取り線香とバルサンがハクビシンに対してどのように効果を発揮するのか調査しました。

ハクビシンやアライグマに蚊取り線香やバルサンは効くのか?

蚊取り線香は害獣に効果がある?

実は、蚊取り線香の主成分(ピレスロイド系)は蚊や小さな虫などに対しては殺虫効果がありますが、鳥類や哺乳類の体内では毒として機能することが殆どないことが分かっています。

しかし、ハクビシンを含め、嗅覚の優れた動物にとって蚊取り線香から出る匂いは本能的に避ける対象になります。びっくりして逃げることも有り得るでしょう。実際に蚊取り線香を一定期間焚き続けたことで住み着いていた害獣が一時的に出て行ったというような例は稀にあります。

つまり、蚊取り線香は害獣には毒として機能しなくとも、少しの忌避効果が期待できるということです。

バルサン(燻煙剤)は害獣に効果がある?

バルサンはダニやノミ、ゴキブリなどを対象にした燻煙剤です。蚊取り線香と同じく動物用ではありませんが、ハクビシンに効果はあるのか気になりますよね。

実はバルサンのメーカーの説明には、バルサンの成分は鳥類や哺乳類に対して安全性が高いということが記してあります。ただし、バルサンの煙や匂いも害獣にとっては危険物です。バルサンは煙の量が多いので害獣が怖がって逃げ出したり煙に息苦しくなって出ていく可能性は十分にあります。

バルサンでアライグマやイタチ、ハクビシン、ネズミなどを追い出した実例もあります。

蚊取り線香やバルサンをオススメしない4つの理由!

①法律違反のリスクがある
②時間・場所が限られる
③火事になる/勘違いされるリスク
④虫などが拡散する

理由①:法律違反のリスクがある

天井裏(屋根裏)などに幼獣がいる状態で蚊取り線香やバルサンを使用すると、逃げられずに死んでしまう可能性があります。

その場合アライグマやイタチ、ハクビシンなどほとんどの害獣は法律で無許可による駆除が原則禁止されているため、罪に問われる可能性があります。確認できない場合は使用しないでください。(ねずみの駆除は無許可でOK)

幼獣ではなくても、使い方によっては害獣を殺してしまう可能性があるので注意が必要です。

理由②:時間・場所が限られる

蚊取り線香やバルサンは天井裏(屋根裏)などの煙が充満しやすい場所風の影響を受けづらい場所でないと煙が逃げてしまい効果が期待できません。

使用する場合は、以下の2点に気を付けましょう。

①屋外は雨や風に影響を受けるので控える

⇒屋外でなくても、蚊取り線香は煙の威力が弱いので害獣退治に使用するには複数個の同時使用が必要かもしれません。

②蚊取り線香やバルサンを使う際はその場所に対象生物がいることを確認してから使用する。

⇒蚊取り線香やバルサンは効果の持続時間が短く成分もほとんど残らないので、対象がいない時に使用してしまうと意味がなくなってしまいます。

理由③:火事になる/勘違いされるリスク

蚊取り線香と火を使うタイプのバルサンは天井裏(屋根裏)や倉庫などで使うと火事になる恐れがあります。

落ちたり転げても引火しないように工夫をしたり、周りに引火しやすいものを置かないなどの準備が不可欠です。動物が倒してしまう可能性なども考え、できるだけこまめに様子を確認しましょう。

また、害獣駆除を目的に使用する場合、どうしても動物の出入り口を開けたままにする必要があります。そうするとそこから煙が漏れるので、近所に火事と勘違いされないように注意も必要です。

理由④:虫などが拡散する

天井裏(屋根裏)などに蚊取り線香やバルサンを仕掛ける場合、どちらも殺虫効果があるので虫が嫌がりその場所から部屋などに逃げる恐れがあります。

 

害獣除けには忌避剤の方が良い

害獣除けの忌避剤(きひざい)というものがあります。

忌避剤は、匂いや成分によって対象生物を追い払ったり、近寄らせないために使用するものですが、蚊取り線香よりも効果の持続時間が長いものが多く、その中でも長いものでは数か月効果が持続します。また、屋内だけでなく屋外の広範囲に使用できるタイプもあるため使い方の幅が広がります。

効果自体に関しても、蚊取り線香やバルサンよりも対象の害獣に特化しているのでより強い忌避効果が期待できるため害獣退治におすすめです。

忌避剤の弱点(デメリット)

×忌避剤のニオイは人にとっても辛い
×害獣被害の再発がしやすい

忌避剤のニオイは人にも悪影響

害獣用の忌避剤はどれも強いニオイを発します。特に唐辛子成分などを含むものは動物にとって刺激臭ですが私たち人間にとっても刺激臭になってしまうので、ニオイに敏感な人や気になる人は使用ができないこともあります。また、人よりも鼻が効く犬や猫などを飼っている場合も同様に忌避剤の使用には注意しましょう。

ハクビシンが忌避剤のニオイに慣れてしまう

アライグマやイタチ、ハクビシンなどの害獣は、ニオイに慣れやすいという特徴があるため、一度使用した忌避剤が通用しなくなる可能性があります。短期間で忌避剤を変え続けることで対処できますが手間や金銭的な負担がかかります。

ハクビシンやアライグマ等の駆除は専門業者に頼むのが大事!

害獣駆除業者では、追い出しや捕獲だけではなく、糞尿などの清掃・消毒や再発防止作業も行ってくれるため、一時的な対処ではなく、これからの被害も防止することが出来ます。

早めに、専門業者にお願いすると費用も安く済む可能性が高くなるので、被害が悪化する前に検討することが大事です。

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