ハクビシンが家にいると気づいたら、すぐにでもいなくなってほしいものです。
そんな時、家にあった殺鼠剤・殺虫剤やホームセンターで売っている粘着シートを使って退治できないかと思ったことはありませんか?
実は、そこには見落としがちな危険が潜んでいます。
そうだ!家にあったネズミとか虫用の薬使ってみるか…
実はハクビシンは「鳥獣保護管理法」という法律によって守られています。
知らずに駆除や捕獲をしてしまうと最悪のケースで「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」となる可能性があるので、注意点も含めて必ずご一読ください。
この記事では、ハクビシンに殺鼠剤や殺虫剤、粘着シートは効果があるのか。そして、法律などを考慮した注意点と対策について解説していきます。
・「殺鼠剤や殺虫剤、粘着シートは法律でNG?」から読む
・「自分でできる対策はほかに何がある?」から読む
・「駆除を業者に任せていいの?メリットは?」から読む
ハクビシンに殺鼠剤や殺虫剤、粘着シートは効果があるのか?
当然ですが、殺鼠剤、粘着シートはネズミを、殺虫剤は虫をターゲットにしているので、その他の害獣向けではありません。
でも「毒剤であるなら、他の動物にも何か効果がありそうな…」と気になったこともあるでしょう。実際ハクビシンに影響はあるのでしょうか?
ハクビシンに殺鼠剤は効果がある?
結論から言うと、ハクビシンに殺鼠剤は、毒として作用することがあります。
殺鼠剤はネズミを殺生するための毒剤です。ハクビシンと同じ哺乳類であるネズミを駆除するためのモノですから、ハクビシンにも中毒症状が出る可能性は高いでしょう。
実際にネズミ用にまいていた殺鼠剤を食べてハクビシンが死んでしまった例もあるようです。
ハクビシンに殺虫剤は効果ある?
殺虫剤は、ペットや人が誤飲してしまうと、嘔吐や食欲低下などの症状が出ることがあります。
そのため、哺乳類のハクビシンも同様の症状が出る可能性はあると言えます。
しかし、ハクビシンが死に至る可能性は低く、使ったからといって追い出すことも難しいでしょう。
また、直接スプレーなどで鋭い爪と歯を持ったハクビシンを刺激するのは危険なのでおすすめできません。
・許可なくハクビシンを駆除・捕獲することは基本的に法律で禁止されています。
・殺鼠剤や殺虫剤は、人やペットなどにも毒になる場合があります。
ハクビシンに粘着シートは効果ある?
粘着シートは、ネズミ捕り用のものが、一般的なホームセンターやネットなどで販売されています。
ネズミ用といえど、一度くっついてしまえばハクビシンのような動物でも簡単にはがすことはできないでしょうが、動きを止めるほどの効果は期待できません。
一時的にびっくりしたハクビシンが、その粘着シートをくっつけたまま逃げていく可能性はありますが、あくまで一時的なので再発する可能性が高いでしょう。
また、何とか外そうとハクビシンが暴れまわると、そこかしこに粘着剤がついてしまう恐れがあるので注意が必要です。
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ハクビシンに殺鼠剤や殺虫剤、粘着シートは法律でNG?
ハクビシンに殺鼠剤や殺虫剤、粘着シートを使う効果について解説をしましたが、実はその行為が法律違反になってしまうことがあります。
実は、ハクビシンやアライグマ、イタチなどの動物は、「鳥獣保護管理法」という法律によって、許可のない捕獲や駆除が禁止されているんです。
許可なしに殺鼠剤や殺虫剤、粘着シートを使ってハクビシンを殺してしまったり、捕獲してしまった場合は基本的に法律違反となってしまいます。
うまく追い出すことが出来れば良いのですが、そうならない可能性がある以上ハクビシン対策に殺鼠剤や殺虫剤、粘着シートを使用するのはオススメできません。
では、法律違反をせずハクビシンを追い出すには、何ができるのでしょうか?
自身でできるハクビシン対策はほかに何がある?
そもそも自身で駆除すること自体がリスクや手間、法律の面で難しいわけですが、できることがないわけではありません。
効果的な4つの方法とそのデメリットまで解説していきます。
②│忌避剤(きひざい)を使う
③│許可を得て捕獲する
④│侵入口をふさぐ
①寄せ付けない工夫をする
ハクビシンは、雑食性なので基本的になんでも食べてしまいます。まずは、ハクビシンの餌となりやすいものを家の周りに放置しないことが大切です。
・木の実や果実
・ペットの餌 など
特に庭に果実のなる木がある場合などは、伐採できなくとも果実を保護することが大事です。木を登れないように工夫することや「果実保護ネット」などを使うことをオススメします。
②忌避剤(きひざい)を使う
その点、忌避剤は一定程度の効果が期待できます。
忌避剤とは、動物の苦手なニオイを使って近寄らせないことを目的とした薬剤です。唐辛子、ニンニク、ハッカ油などが使用されることが多く、ハクビシンにも忌避効果が期待されます。
また、手軽に安価で手に入るので試しやすいことも利点です。
②│害獣被害を繰り返しやすい
③許可を得て捕獲する
地方自治体で手続きを行い、許可がおりると捕獲を行います。
許可捕獲を行う場合は、流れやルールなどが地域によって異なるのでお住いの地域の地方自治体に確認しましょう。
②│根本解決になりづらい(再発)
③│手間がかかる
ハクビシンを許可を得て捕獲するという方法は、一番根気を必要とする選択かもしれませんね…
被害に困っていても、手続きなどですぐには対処できませんし、法律の関係で捕獲できているか毎日確認が必要にもなります。
また、苦労して1匹捕獲したのに数日後に2匹目がでた場合など、また同じ作業を繰り返さなければなりません。
④侵入口をふさぐ
ハクビシンが侵入できる場所をふさぎ、そもそも侵入できなくすることで家に住み着かれにくくなります。
侵入口は、「屋根のスキマ」、「 通風口や換気扇」、「 エアコン導入部」、「室外機近くの壁穴 」、「排水パイプ」 など、さまざまなスキマが考えられます。スキマは金網などの頑丈なものを使ってふさぐと効果的です。
②│動物を追い出してから行う必要がある
ハクビシンはとても運動神経が良く登ることが大得意なので、必ず高所も含めた全てのスキマや穴を塞ぎましょう。
また、家の中にネズミやハクビシンなどが残っている場合、塞いでしまうと出られなくなってしまいます。
動物が中で死んでしまうことで糞尿や死骸による建物の腐敗や菌の繁殖、虫の発生などの二次被害にもつながってしまうので注意しましょう。
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ハクビシン駆除を専門業者に依頼するのはOK?プロは何ができる?
自身で対応するのは非常に難しいハクビシン駆除。ハクビシン以外の動物も難しいのが現状です。
そんな害獣被害、当サイトでは専門業者に任せることをオススメしています。
専門業者に依頼をすることで、どのようなメリットが得られるのでしょうか?
①捕獲・駆除のリスクを回避
②糞尿などの清掃・消毒できる
③状況に合わせた再発防止策
④免許や許可が不要
デメリット
①費用がかかる
②悪徳業者のリスク
専門知識のない人が駆除や追い出しに挑戦すると、どうしても危険が付きまといます。
そのリスクをなくし、「糞尿や菌の除去」「再発防止」までできるのは非常にメリットがありますね!
専門業者への依頼を考えている場合は、プロの選び方や費用の抑え方、悪徳業者のチェックシートなども紹介しているので下記のリンクから是非参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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