ハクビシン駆除の費用は、状況によって数万円で済む場合もあれば、対策と修繕を含めて数十万円以上かかるケースもあります。
「相場はいくらなのか」
「自分の場合はいくらくらいかかるのか」
この2つが分からないまま業者に相談すると、費用の妥当性を判断できず、不安を感じやすくなります。
この記事では、ハクビシン駆除の費用相場を整理したうえで、「あなたの状況がどの価格帯に近いか」を判断できるように解説します。
ハクビシン駆除の費用相場はいくら?
ハクビシン駆除の費用相場は5万円~30万円程度が中心です。(※本サイト独自アンケート、監修者提供情報)
ただし、これはあくまで目安で、被害の程度や作業内容によっては「10万円未満で済む」場合もあれば、
再発防止や建物修繕を含めて、「40万円以上」になるケースもあります。
「自分がどのくらい費用がかかるのか」を知るために、まずは工程別の費用相場を見てみましょう。
工程別の費用相場
以下はハクビシン駆除工程ごとの参考価格です 。

※上記の料金表にある“定価”は、あくまで目安です。被害状況を現地調査しなければ、正確な見積もりは出ません。
上記の定価表からわかる通り、被害の「面積」「箇所数」「高さ」などが変わることで、結果として総額に幅が出ます。
イメージしづらい場合は、もう少し具体的な例を見てみましょう。
被害レベル別の費用相場
次の項目で、あなたの状況に近いものを確認してください。
低価格帯(軽度):5万円~15万円
・築浅物件、またはハクビシン侵入初期。
・足音や気配はするが、糞尿などは見つかっていない。
・住み着き期間が短い可能性が高い。
・侵入口が床下の通気口1~2か所のみなど特定しやすく、高所作業が不要。
⇒追い出し作業と侵入口の封鎖のみで完了する可能性が高い。
中価格帯(被害:中度):15万円~40万円
・築20年以上、または被害期間が数か月
・天井裏などで糞尿が確認されている(天井シミなど)。
・断熱材の汚れ・荒らし跡がある。
・侵入経路が屋根の隙間や瓦の隙間など複数個所にある。
・けもの臭がする。
⇒糞尿の清掃・消毒作業や、ハシゴを使った高所での封鎖作業が必要なケースが多い。
高価格帯(被害状況:重度):
40万円~100万円
・築年数が古い、被害期間が数年。
・糞尿被害が広範囲に及び、天井が抜け落ちそう。
・侵入口が2階の屋根周りに多数ある。
⇒屋根裏全体の断熱材の交換、室内にまで繁殖したノミ・ダニの除去、安全確保のために建物周辺に「足場」を組んで大規模な封鎖工事などが必要で高額になりやすいケース。
※上記イメージは、あくまで目安であり、料金を保証するものではありません。
ハクビシン駆除の費用が変動するポイント
ハクビシン駆除の費用は主に次の5点で上下します:
-
動物の個体数(多いほど費用増)
-
侵入経路の数と場所(複数・高所は難易度増)
-
被害規模と期間(放置が長いほど修繕が必要)
-
建物構造と築年数(古い建物は修理範囲増)
- 作業の難易度(狭く人が入れない等)
これらは前章で示した「費用項目表」にある各価格に直接影響します。
他の害獣と共通するポイントになるので詳しくは割愛して、
ここでは、ハクビシン被害に絞って費用を押し上げるポイントを見ていきます。
ハクビシンの場合、費用を高める原因になりやすいのが、以下のような被害です。
②フンや尿を1か所にためる
③巣作りのために場を荒らす
④ネットや板を食い破る
屋根裏など高所に住み着かれているか
高い場所での作業がふえると、高所作業代として約5千円~2万円程度(目安)が追加されます。
さらに、「足場を組む」必要がある場合は、費用が10万円~20万円跳ね上がることもあります。
ハクビシンは屋根裏など高い場所にすみつくことが多い動物です。
そのため、屋根の上にのぼったり、天井の中に入る作業が必要になるなど駆除の手間がかかりやすい傾向にあります。
糞尿被害の範囲はどれくらいか
ハクビシンの糞尿被害が広範囲に及ぶ場合、清掃や消毒を行う面積が多くなり、費用が3万円~8万円程度(目安)追加されます。(場合によってはそれ以上の負担に)
ハクビシンは決まった場所にフンをためる「ためフン」という習性があります。
被害を放っておくと大量の糞尿が屋根裏に溜まっていることも少なくありません。
さらに、糞尿によって建物の一部(天井など)が腐敗してしまっていると、リフォームが必要になり費用負担がより大きくなります。
断熱材など資材に被害があるか
断熱材の撤去・交換費用の目安は、「2000円~/㎡」です。
ハクビシンは屋根裏にすみつくと、断熱材をちぎってベッド(巣)を作る習性があり「破損被害」が多く見られます。
さらにフンや尿をするため、ひどく汚れてしまうことも少なくありません。こうした場合は断熱材を交換する必要があり、費用が高くなる原因になります。
強度のある資材を使用
再発防止をしっかりと施すには、強度のある資材を使うため、材料費を押し上げることにつながります。
ハクビシン被害の再発防止では、「パンチングメタル」や「金網」など、強度のある高価な資材を使用する必要があります。
なぜならハクビシンは、比較的体も大きく力も強いため、簡易的なネットや薄い板だと食い破って再侵入するケースが少なくないためです。
費用相場と実際の費用がズレやすい理由
ハクビシン駆除の費用相場は、あくまで「一般的な条件」を前提とした目安です。
実際には、現場の状況や被害の進行度によって、相場から大きく前後するケースもあります。
また、「自分の状況がその前提に当てはまるかどうか」を事前に判断するのは簡単ではありません。
たとえば、
- 被害がどこまで広がっているのか
- 侵入口が1か所なのか複数なのか
- 清掃や再発防止がどこまで必要なのか
これらは、見た目や音だけでは正確に把握できないケースも多く、相場だけを基準に判断するとズレが生じることがあります。
これらのケースに共通するのは、現地を見なければ正確な判断ができないという点です。
そのため、費用相場を把握したうえで「自分の場合はいくらになるか」を正確に知るには、現地調査や見積りを取るのが現実的です。
調査だけで、「今回は様子見で大丈夫」と判断されるケースもあります。
費用を安く抑えるコツ
ハクビシン駆除の費用は、依頼するタイミングや業者の選び方、対応方法によって大きく変わります。
実際に多くの高額請求ケースは、「被害が拡大してからの依頼」「業者を比較せず即決」「誤った自己対応」が原因です。
ここでは、駆除費用を無駄に高くしないために必ず押さえておきたい3つのポイントを、初めての方にも分かりやすく解説します。
- 被害が浅いうちに依頼する
- 3社以上に相見積もりを行う
- 必要な作業を省かない
被害が浅いうちに依頼する
ハクビシン被害は、放置しても解消しづらく、悪化しやすいため「被害に気付いたらすぐに対処」しないと費用が上がりやすいです。
例えば、ハクビシンの特性上、「フンや尿による害」や「断熱材の交換」などで費用がかさみやすいと説明しましたが、
これらの被害も、放置する時間が長いほど被害範囲が拡大してコストを増加させてしまいます。
複数業者へ相見積もりをとる
最低でも2~3社へ見積もりを取り、価格含めベストな業者を選ぶことで損をしづらくなります。
ハクビシン駆除は、清掃・消毒・再侵入防止工事などを含む多くの作業が必要になるため、業者ごとに提示される見積もり内容や費用が大きく異なる傾向があるためです。
必要以上の高額請求や不要な作業を避けるためにも、相見積もりでサービス全体の質を比較してみましょう。
必要な作業を省かない
「費用を安く抑える」ことと「一時的に安く見える」ことは、混合してはいけません。
・清掃・消毒
・再発防止
・保証
など、必須の作業を削ることが”節約”だと思うのは誤解です。
省くとあとで高くつくリスクがあるため、迷った際は「何を省くか」ではなく、「何を省かないか」を基準に考えるのが無難です。