【害獣駆除専門家】成瀬 海人氏の監修について
監修者について
| 氏名 | 成瀬 海人 |
| 肩書き | 害獣防除施工部 現場統括責任者 |
| 実務経験年数 | 16年以上 |
| 専門分野 | 築年数の古い木造住宅における、害獣の「完全封鎖(侵入経路遮断)」と再発防止施工の専門家。 |
| 保有資格一覧 | ・狩猟免許(わな猟免許) ・しろあり防除施工士 ・石綿作業主任者 ・第二種電気工事士 ・足場の組立て等作業主任者 |
| SNS(X:旧Twitter) | https://x.com/ixnjmz7wol4534 |
害獣駆除の実務経験と専門分野
これまでの主な業務内容
- 現地調査
- 追い出し作業
- 封鎖・再発防止施工
- フン清掃・消毒
- 見積作成・説明
上記を含め、一貫して全ての工程を現場で担当。
現在は、施工部の責任者として、難易度の高い案件の指揮や、若手スタッフの技術指導(特に封鎖技術)を行っており、
年間約200件~250件(累計3,000件以上)に対応しています。
対応してきた害獣
- ハクビシン
- アライグマ
- イタチ
- ネズミ
- コウモリ など
上記の害獣を専門に、主に戸建て中心に対応してきました。
しかし、鳥獣保護管理法に関わる特定鳥類(ドバトやカラスなど)のマンション全体防鳥ネット施工等は経験が少ないので専門外としています。
特に多かった被害内容
- 断熱材の食い荒らしと巣作り
- 天井板にシミができるほどのフン尿被害
- 深夜の走り回る騒音による不眠
- ダニ・ノミの二次被害
などが、現場で最も多かった被害内容です。
また、これらの被害の原因になる「害獣の侵入経路」は、
- 屋根の重なり部分(軒天と瓦の隙間)
- 床下通気口の劣化箇所
- 増築部分の継ぎ目
- エアコン配管のパテ劣化部分
- 基礎と土台の隙間(パッキンが無い旧家屋)
上記のような、劣化した部分や気付きづらい隙間などが侵入経路になっていることが非常に多いです。
特に、秋~冬は寒さをしのぐためにハクビシンやアライグマが屋根裏に侵入するケースが急増し、
春~夏は出産・子育て期にあたり、子供を守るために凶暴化したり、追い出しが難航したりするケースが増えます。
対応住宅・エリアの傾向
特に対応が多かった住宅タイプは、築30年以上の木造戸建て住宅。
特に、増改築を繰り返している家屋は構造が複雑で侵入されやすいため、対応頻度が非常に高いです。
主な対応エリアは、関西圏のベッドタウンおよび、山間部と隣接する住宅エリアです。
(都市部の住宅密集地から、自然豊かな山間地域の古民家まで幅広く対応しています)。
現場経験からわかる重要なポイント
被害が深刻化しやすいケース
現場で、深刻化しやすい事例は、「たまに音がするけど、しばらくすると静かになるから」と数年放置しているケースです。
静かな期間は別の場所に移動しているだけで、戻ってきた頃には断熱材がボロボロになり、天井裏がフンで腐食して張り替え工事(数百万円規模)が必要になることがあります。
再発しやすい原因
業者に依頼したのに被害が再発してしまう原因は、「侵入口の封鎖漏れ」が9割です。
特に、目に見える大きな穴だけ塞いで、屋根の合わせ目や基礎のわずかな隙間(イタチなら3cm程度)を見落としている業者が多いです。
また、簡易的なウレタンフォームだけで穴を塞ぎ、後で動物にかじり破られて再侵入されるケースも多発しています。
自力対応で失敗しやすい例
最も多い失敗が、「出口を確保せずにバルサン(燻煙剤)を焚くこと」です。
パニックになった害獣が壁の中や部屋の中に逃げ込んできたり、最悪の場合、壁の中で死んでしまい腐敗臭が取れなくなることがあります。
また、市販の金網をガムテープや画鋲で止めるだけの封鎖も、すぐに突破されるため推奨しません。
害獣駆除の費用と見積に関する考え方
費用が変動する主な要因
現場で、見積額が大きく変わる要因として多いのは、「侵入口の数と場所」です。
高所作業車や足場が必要な場所(2階の屋根付近など)に穴がある場合、それだけで費用が跳ね上がります。
また、フン被害が酷く、断熱材の全撤去・交換が必要な場合も高額になります。
注意すべき見積内容
「一式」表記が多い見積もりには注意が必要です。
「駆除工事 一式 5万円」のように詳細がない場合、後から「封鎖は別料金」「清掃は含まない」と追加請求されるか、適当な作業で終わらされる危険があります。
どの穴を、どういう部材で塞ぐかが明記されているか確認してください。
相場を鵜呑みにしてはいけない理由
ネットや業者の公式サイトで提示されがちな「相場数万円〜」は、あくまで「追い出し処理のみ」や「部分的な封鎖」の最低価格であることが多いからです。
完全駆除(全箇所の封鎖+清掃+消毒+保証)を目指すなら、一般的な戸建てで数十万円かかることは珍しくありません。
「安すぎる」には必ず裏(手抜き)があります。
業者選びで本当に重要だと思う点
業者選びで、見るべきポイントは「調査時の姿勢」です。
屋根裏や床下に実際に潜って調査し、「被害状況の写真(フンや足跡)」と「侵入口の写真」を見積もり時に見せてくれるかが最も重要です。
口頭だけで説明する業者は信用できません。
信頼できる業者の共通点としては、
- 「なぜその金額になるのか」を論理的に説明できること
- 再発保証の内容(期間だけでなく、再発時の対応範囲)を契約書に明記している業者
上記の2つが非常に大切です。
監修にあたっての方針・スタンス
情報監修では、「安易なDIYや格安業者の利用で、かえって家を傷めてしまう消費者を減らす」ことを重視しています。
害獣駆除は、単に動物を追い払えば終わりではなく、「家という資産を守るための修繕工事」です。
現場の現実に即した、ごまかしのない情報提供・監修を行います。
当サイトでの監修範囲について
法律的な紛争解決(近隣トラブル等)や、医療的なアドバイス(感染症の治療等)については専門外のため、
あくまで駆除・施工の観点からの監修となります。
監修記事一覧
免責事項・注意点
当サイトに掲載されている情報は、害獣被害に関する一般的な知識や対策方法について、監修者の専門的な見解をもとに作成しています。
ただし、害獣被害の状況や建物の構造、地域環境によって最適な対処方法は大きく異なるため、すべてのケースにおいて同様の結果を保証するものではありません。
実際の被害対応や施工の判断については、現地調査を行う専門業者の指示や判断を優先してください。
また、本サイトの情報を参考にして行った行動により生じた損害・トラブル等については、当サイトおよび監修者は一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
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※本ページに記載されている内容は、
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